引越しらしくない引越し。

新居

 

実は既に、日本人の平均寿命からみたら私は人生曲がり角を回っています。何気に長く人生やってるなぁなんて時々思うこともありますよ。

 

そんな私ですが、振り返ってみると、案外に引越しを何度もしてきた人生だなぁと思います。おそらく10回は超えているでしょう。祖父が建てた一軒家に生まれた時から住んでいたので、そのまま地方の大学に進学するまではずっと実家暮らしでしたし、まさかそんなに引越しするようになるとは思いもよらなかったのですが。

 

印象深いのはやはり主人と一緒に中国で暮らすことになった時でしょうか。しかしそれは、引越しらしい引越しではなかったかもしれません。と言うのは、業者に頼むこともなく、とりあえず必要最低限の荷物をEMSで送るだけで人間はただ飛行機に乗って行くといったものだったので。それに、まずは主人がひとりで行って住環境を整え後から3ヶ月遅れで私が行ったので、なんだか旅行のような感じでした。

 

引越しには後片付けがつきもので、なかなか決着がつかないなんて話もよく聞きますが、主人が掃除好きだったせいもあり、私が行った時には自分が持って行った衣類などを収納するくらいでしたから、これも引越しらしくなかったですね。
それでも日本とは明らかに様子の違う住まい・周りの環境に入り込んだのは確か。これから文字どおり「新天地」で二人力を合わせて新生活を頑張っていくんだ!と胸の奥で誓ったのでした。

 

遠距離だけど、地味な引越し。今でも鮮明な思い出です。